令和7年度「あおもり創造学」

■ プラン名称

 青森未来創造プロジェクト ~ 100年後に残したい青森の魅力 ~

■ 目 標

 1学年235名各自が、興味関心のある青森の産業について深く調し、多角的な視点から産業の魅力を整理・分析することにより、青森の産業を持続可能なものにするための方策を導き出す。また、フィールドワークでの実践を通じて他者と協働しながら主体的に考え、軌道修正することができる生徒の育成を目標とする。

■ 実施内容・協力機関

 ①「津軽塗」:津軽塗が抱える課題解決・魅力発信(青森県漆器協同組合連合会)

 ②「あおもり藍」:染料以外の用途の可能性を探る(あおもり藍産業)

 ③「こぎん刺し」:こぎん刺しの世界ブランド化に挑戦(あおの森)

 ④「あおもりカシス」:カシスを使用した商品開発に挑戦(あおもりカシスの会)

 ⑤「ねぶた」:ねぶた和紙の再利用方法を探る(石江江渡下町会)

 ⑥「温泉文化」:銭湯が抱える課題解決・魅力発信(青森の湯っこ協会)

 ⑦「りんご」:絞りかすの活用方法を探る(JAアオレン)

 ⑧「三内丸山遺跡」:県外観光客への魅力発信方法を考える(三内丸山遺跡)

 

■ 活動風景

12 「温泉文化」:銭湯が抱える課題解決・魅力発信 (11月25日) NEW

  11月25日付の陸奥新報2面に、青森の湯っこ協会代表の沓掛麻里子氏とのデザイン制作活動が掲載されました。

 11月25日 陸奥新報記事

 完成ステッカー

                                    

11 「温泉文化」:銭湯が抱える課題解決・魅力発信 (11月9日) NEW

  11月9日付けの陸奥新報10面に、青森の湯っこ協会代表の沓掛麻里子氏のエッセイ連載が掲載されました。

 11月9日 陸奥新報記事

                                    

★★ テーマ一覧はコチラ ★★ NEW

 R7_「あおもり創造学」テーマ一覧

                                    

10 青西観光大使活動(2学年)(10月23日・30日・11月6日) NEW

 昨年度の「あおもり創造学」で作成した津軽塗スプーンに、一人ずつ作成したPRカードを入れて配布活動を行いました。青西おもてなし隊が交流のある北海道長万部高校へ50本、JR新青森駅に新幹線で来青する観光客に100本、東横INN新青森駅東口へ50本、新青森駅構内にある青森観光情報センターへ50本。東横と観光情報センターには2学年の代表生徒が直接持参して設置をお願いしました。受け取ってくれた観光客からアンケートを通じてあたたかいメッセージをもらい、2年生の「あおもり創造学」はこれにて完結となります。

                                    

9 「津軽塗」:津軽塗が抱える課題解決・魅力発信(10月23日)

 5名の講師の方々をお迎えし、津軽塗の歴史や伝統、津軽塗ができるまでの工程等をご講演いただきました。講演の中では、実際の道具での漆の取り方や津軽塗の見本でどのような種類の津軽塗があるのか、津軽塗が完成するまでの工程を詳しく説明していただきました。

 また、講演後には生徒全員がスプーンの削り出し体験をさせていただきました。削り出し体験ではやすりを使って削っていくのですが、なかなかうまくできずに削りすぎてしまう生徒もいました。それでも全員が最後まで一生懸命削り出しを行っていました。貴重な体験になったと思います。

 本ゼミではこれから、津軽塗の魅力の発信や課題解決について考え学んでいきます。

                                    

8 「あおもりカシス」:カシスを使用した商品開発に挑戦(10月23日)

 新青森駅開業40周年を目前にしているということもあり、新青森駅やAファクトリーとコラボしてあおもりカシスを使用した商品開発に挑戦しています。

 班ごとに企画をプレゼンテーションし、投票で選ばれた3つの班が実際に試作を行いました。最近流行しているアサイーにカシスを使用したメニューや、カシスチョコサンド、カシスクッキーなど、1度目の試作とは思えないほど良い出来映えでした。「生で食べるよりも加工をした方がおいしいかもしれない」という発見もあり、少しずつ工程や材料、味付けを変えながら、もっともカシスの良さが際立つメニューを追求しています。それ以外にも、商品のパッケージをデザインしたり、PRポスターを制作したりと、カシスの魅力をより多くの人に伝えるために奮闘中です。

                                    

7 「りんご」:絞りかすの活用方法を探る(10月23日)

 JAアオレンより神貢考査役をお迎えし、同社の概要やこれまでの歩み、高品質なりんごジュースづくりへの取り組み、そして販売戦略についてご講演いただいた。講演の中では、異なる製法によるジュースの味の違いを体感できる「飲み比べ」も実施され、製法の工夫が味わいにどのように影響するのかを実感することができた。

 さらに、SDGsの観点からJAアオレンが推進している循環型農業への貢献についてもお話を伺った。特に、りんご搾りかすの処理や有効活用の取り組みについて詳しくご紹介いただき、搾りかす乾燥品を活用した様々な事例を学ぶことができた。

 本ゼミでは、これらの取り組みの中でも 日本初となる果汁飲料ダンボールへのりんご搾りかすの活用に着目し、実際にダンボールを使用した「売れる商品づくり(クラフト)」に取り組んでいる。

                                    

6 「三内丸山遺跡」:県外観光客への魅力発信方法を考える(10月23日)

 三内丸山遺跡ゼミに所属する生徒たちが、実際に三内丸山遺跡を訪問しました。現地では、三内丸山遺跡センターの専門官の方々による案内のもと、遺跡の特徴や魅力について、専門的かつ丁寧な解説を受けながら見学を行いました。

 見学では、縄文時代の住居や出土品を間近に観察するだけでなく、縄文の暮らしを体験するプログラムにも参加し、当時の生活様式や精神文化への理解をより深めることができました。

 生徒たちは、教室での学びを実地で体感することで、縄文文化の奥深さと地域の歴史的価値を改めて実感する貴重な機会となりました。

                                    

5 「三内丸山遺跡」:県外観光客への魅力発信方法を考える(10月16日)

 三内丸山遺跡センターより小笠原副所長、八代主事、太田主事をお迎えし、「縄文“体感”世界遺産講座」が開催されました。講座では、世界遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」の概要や、三内丸山遺跡の特徴・魅力について、専門的かつわかりやすい解説が行われました。生徒たちは、縄文時代の人々の暮らしや文化に触れながら、実際に三内丸山遺跡から出土した土器などの資料を通して、当時の生活様式や精神文化への理解を深めました。

 講座を通じて、生徒たちは地域の歴史遺産に対する関心を高めるとともに、縄文文化の奥深さとその世界的価値を実感する貴重な機会となりました。

 

 10月17日(金) RAB青森放送ニュースレーダーで放送された

「知ってる?三内丸山遺跡のこと 魅力や価値を次世代に伝えるために高校で講座」

 はこちら    

https://news.ntv.co.jp/n/rab/category/society/ra076a1f3fd09f4af3bab275840ca24955

                                    

4 「あおもり藍」:染料以外の用途の可能性を探る (10月9日)

 あおもり藍産業株式会社より、営業開発部長の高橋氏と取締役工場長の佐々木氏をお招きし、青森の藍産業の中でも特に「あおもり藍」の抗菌効果について講演を受けました。講演後には、抗菌効果に関する実験も行い、参加生徒は藍の持つ機能性について理解を深めました。

                                    

3 青西トーク(9月18日)

 学校運営協議委員3名と学年代表生徒3名、ファシリテーターにホーン沙耶佳氏をお招きし、「私にとっての青森」をテーマに、1学年生徒が青森の魅力や課題について考えを深めました。それぞれの立場で青森の課題や魅力を浮き彫りし、生徒自身が「青森の未来」を意識することを目標として議論を行いました。

                                    

2 「温泉文化」:銭湯が抱える課題解決・魅力発信 (9月10日)

 青森の湯っこ協会代表の沓掛麻里子氏をお招きし、青森の温泉事情について講義を行いました。

                                       

1 ガイダンス(9月4日)

 今後の活動についてガイダンスを行いました。ゼミ希望調査後、各ゼミにての活動となります。

令和6年度「あおもり創造学」

■プラン名称

 青森未来創造プロジェクト

■プラン概要

 1学年240名が、8月後半から3月までの約半年間(18時間)をかけて取り組みます。「100年後に伝えたい青森の魅力」をテーマに、今年度は「津軽塗」に焦点を当て、津軽塗を持続可能な産業として100年後に残す方法について様々な視点からアプローチしていきます。

■協力機関

 青森県漆器協同組合連合会

 ■活動風景

1 ガイダンス(8月29日)

 今年度のテーマを発表し、今後の活動についてガイダンスを行いました。

 

2 津軽塗研ぎ出し体験①(9月12日)

 1年1組の生徒が津軽塗の研ぎ出しを体験しました。完成したスプーンは、来年の修学旅行の際、青森県のPR活動の一環として県外の観光客に配布する予定です。

3 津軽塗研ぎ出し体験②(10月3日)

 1年2組の生徒が津軽塗の研ぎ出しを体験しました。

4 個人探究(9月12日~10月10日)

 生徒一人一人がテーマを決め、津軽塗を100年後に残すための方策について探究しました。

★★個人テーマはコチラ★★

 「あおもり創造学」個人探究テーマ一覧.pdf

5 グループ探究Ⅰ(10月17日~10月31日)

 個人探究のテーマが類似している生徒同士でグループを編成し、考えの共有や意見交換を行うことで探究を深めていきます。

 6 津軽塗研ぎ出し体験③(10月24日)

 1年3組の生徒が津軽塗の研ぎ出しを体験しました。

7 津軽塗研ぎ出し体験④(10月31日)

 1年4組の生徒が津軽塗の研ぎ出しを体験しました。

8 グループ探究Ⅱ(11月7日~11月21日)

 グループ探究Ⅰのグループを再編成し、考えの共有や意見交換を行うことで多角的に探究を深めていきます。

9 津軽塗研ぎ出し体験⑤(11月14日

 1年5組の生徒が津軽塗の研ぎ出しを体験しました。

10 津軽塗研ぎ出し体験⑥(11月21日)

 1年6組の生徒が津軽塗の研ぎ出しを体験しました。今回で全クラスの研ぎ出し体験が終了しました。

★★スプーンの完成品はコチラ★★

 一つとして同じ模様のスプーンはありません。まさに唯一無二。個性が光る作品です。

11 まとめ(11月28日・12月5日)

 これまでの探究活動をスライドにまとめました。同時進行で、津軽塗をPRするための「モノ」作りを行い、インスタグラムの開設、ポスター製作、企画書の作成等を行いました。

12 クラス発表(1月16日・23日)

 スライドにまとめた内容をグループごとにクラス内で発表しました。発表後は投票でクラス代表を決定しました。各クラスの代表グループは2月20日に行われる学年発表に臨みます。詳細は「■活動風景(動画)★クラス発表編」から見ることができます。

13 「あおもり創造学」成果発表会(2月5日)

 ホテル青森で行われた成果発表会で、代表生徒が発表を行いました。発表テーマは「津軽塗キティを世界へ」です。これまでの探究の成果を堂々と発表することができました。各校から「発想が斬新で面白かった」「問題点や魅力がしっかり整理されていて、その上で現実的な解決策が示されていて良かった」「ぜひ実現してほしい!」などのコメントをいただきました。発表の様子は「■活動風景(動画)★「あおもり創造学」成果発表会編」から見ることができます。

 

■活動風景(動画)

★津軽塗研ぎ出し体験・個人探究・グループ探究Ⅰ編

★クラス発表編

★「あおもり創造学」成果発表会編 

 

令和5年度活動状況

 〇青森セレクトプロジェクト
   ~観光資源研究と成果の還元~

目標
  地域の歴史や文化に対する知識を深め、地域の魅力を掘り起こすことから研究対象を選定し、各自の興味関心や進路志望に応じた研究領域から探究課題を設定し、深く調べ、整理、分析、考察することで、世界とつながる郷土の未来を創造する、主体的かつ意欲的な生徒を育成する。

 内容・実施方法等
(1)実施する教科・学年・時間等
   総合的な探究の時間・令和5年度1学年全員・8~3月・19時  間配
(2)実施内容
 ①地域探究オリエンテーション-地域探究の目的を理解する。
 ②地域に関する講演会-地域の魅力を発掘、理解する。
 ③研究対象選定-地域の魅力(観光資源)から各自の研究対象を決める。
 ④探究課題設定-各自の興味関心(教科・科目)から研究対象にアプ   ローチする探求課題を設定
  する。
 ⑤現状調査-設定課題に関する先行研究等の情報収集、実地見学等を行う。
 ⑥課題考察-情報整理・分析を通して問題点を整理し、課題解決方法を考察する。
 ⑦研究成果のまとめ-研究の過程と成果をレポートにまとめる。
 ⑧地域の未来創造への情報発信-発表資料(プレゼンソフト等)作成と発表。
 ⑨あおもり創造学のまとめ-振り返り(アンケート実施)と評価。
(3)実施方法
 ①自治体等関係機関の地域づくり・地域活性化などの担当部署へ協力を依頼する。
 ②地域の観光資源等に関わる分野の専門家を講師として招き、講演会、ワークショップを実施する。
 ③事前指導、講演会、情報収集を通じて研究対象を選び、自身の興味関心を踏まえてどのような視点 (研究領域)からアプローチするかを吟味する。               
 ④実地見学や調査(三内丸山遺跡、ワラッセ、県立郷土館等)を実施する。
 ⑤研究成果をどのように還元(発表も含め)するか検討の上、実施する。
 ⑥アンケートにより評価を行う 。
 ⑦研究や還元の成果物をデータベースとして保存する

プラン実績の評価方法
 ①研究レポート(総合的な探究の時間の観点別評価)
 ②研究成果の還元方法(アンケートによる評価

 組織図

【関係分掌】 研修図書 進路部 1学年

            ⇕

【関係組織】 校長 ⇒ 教頭 ⇒ 総探プロジェクト委員会

       ⇕

【外部関係団体】 三内丸山遺跡センター 青森郷土館 青森市交流推進課 青森大学

 

★★活動風景★★